公務員の仕事【土木の職種】

公務員の仕事 土木職種の研究
公務員の仕事

このページでは、公務員の仕事について説明していきます。
申し訳ありませんが、採用担当になって長いため、最近は発注者さんと直接お話しすることが少なく、伝聞で記事を作成しております。
ご容赦ください。

 

土木公務員の仕事

公務員は、国・県・市役所で働いているんですよね?
それは分かりますが、具体的な仕事内容は良くわかりません。

実は、私も友人に公務員が少ないため、良くわかっていません。
そのため、この記事は私の直接情報ではないことに注意してください。

公務員の役割は、どのような街にしていこうかという全体計画を立て、設計や施工を進めていく資金計画や入札発注、そして事業の進捗管理・検査を経て供用し、その後も永年的に維持管理をしていくという流れを主体的に行うこととなります。
つまり、公務員の仕事は、住民が安心して快適に暮らせるよう街を育てることです。
一方で、測量・コンサルやゼネコンは、公務員を含む発注者からの入札案件に応じたピンポイントな技術提供となりますので、各専門分野において、街づくりに協力する形となります。
市役所職員でも、測量や設計製図をコンサルに委託せずに自分でやることはよくありますし、簡易な工事なら直営で対応しちゃいます。どうしても高度な知識や設備が必要なら民間に発注しています。

土木公務員のやりがい(民間との違い)

仕様を決めることができる

民間との大きな違いとしては、どんなに大きなゼネコンやコンサルであっても、あくまで発注者仕様の範疇でしか自分の意志や発想は発揮できず、なんなら発注者の意向に沿って仕上げることばかりが目的化されてしまいかねないという点です。

公務員では、どんなに小さな役場でも、発注者としてお金を出す立場である以上は、どんな巨大企業よりも事業のコントロール権が強く、自身のアイデアを最大限に街づくりに還元できるのがやりがいです。

大手ゼネコンが「地図に残る仕事」を売りにしていますが、そのうち、ゼネコン自身がやっているのは「発注者に指定された位置に指定された線を引くこと」だけであり、いまの地図をどんな風に書きかえていこうかと考えプロデュースしていくことが公務員の仕事だと感じています。

カバーする分野の違い

設計や測量調査、現場作業など特定の分野に特化してさまざまな自治体や国の街づくりに貢献したければ民間を選ぶべきですし、特定の自治体や国においてあらゆる土木分野の仕事を総括して街づくりに貢献したければ公務員を選ぶべきだと思います。 仕事の分野と場所、どちらに特化したいかですね。

公務員には、広く浅い技術が必要だと感じます。
住民・コンサル・建設会社・民間開発会社など、さまざまな方面の技術者と対等に渡り合うため、設計計画から現場施工の方法まで、幅広い知識を勉強しカバーしなければなりません。

転職は可能か?

民間へ転職される公務員の方も一定数います。 ただ、役所における民間出身者にくらべると、民間における公務員出身者の需要や役割は確かに小さいと思います。

民間か公務員かを迷う学生さんがいたら、自分の関心分野に最も近い民間に就職されることを考えても良いかもしれません。
その後、どうしても合わないようなら、技術職の場合、比較的いつでも公務員への転職が可能ですから。

給与・残業代

なお、総務省が公開している給与データを見ればわかる通り、主要な自治体は国の給与額を上回ります。残業代も基本給に依存するため同様です。
ただし、国は手当てがどんどん付くので支給額は大きいかも知れないですね。

ちなみに、ゼネコン・コンサル・公務員は、最大手で比較すると民間の方が平均給与が高いですが、業種全体の平均を比較すると公務員が高くなるかと思います。

残業代の出る出ないは官民の差は感じません。
民間が全て出るとも言い切れないですし、民間でも会社ごとの違いがあるように、役所ごとの違いや、部署ごとの違いもあるようです。

お礼

本記事は、twitter上で知り合った、お優しい方のご意見によりできております。
大変ありがとうございます!
お名前書いて良いか分からないので、差し控えさせていただきます。

公務員について、気になることがありましたら、twitterにてつぶやいていただければ、お優しい方が回答してくれるかもしれません。(←人頼み)
#土木就活 のハッシュタグを入れていただければ、私も微力ながら拡散します。

 

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