【ES】志望動機の書き方

志望動機の書き方【土木就活】 コロナ禍での就活法
土木就活における志望動機の書き方

このページでは、エントリーシートの書き方についてまとめています。当然ながら理系企業向けの書き方になりますので、文系の方は参考にされても意味がないかもしれません。

もうすぐ3月なので、エントリーシートを書き始めているのですが、書き方が良くわかりません。。。

エントリーシートの書き方にもコツがありますので、まずはそこを押さえましょう!

エントリーシートの目的

そもそもエントリーシートって、採用ではどのように使われるんですか?

エントリーシートは、書類選考で使われた後、最終選考まで面接の材料としてずっと使われます

エントリーシートの目的は、以下の2つです

①書類選考での足切り
②1次面接から最終面接までの面接の材料

①書類選考での足切り

求人倍率が上がれば上がるほど、企業側の採用活動に必要な労力・コストは上がっていきます。
特に、面接選考では面接日程の調整から面接実施、結果の通知まで、1人を面接するだけで大きな労力になりますので、少しでも抑えたいのが本音です。
そのため、少しでも労力を押さえるために、最初の段階で書類選考での足切りを行われることが多いです。

②面接の材料

足切りに使ってそれで終わりかというと、そんなことはありません。
エントリーシートは面接の切り口として最終面接まで使用されます。

そのため、エントリーシートは「書類選考を通れば良い」のではなく、きっちり書いて「最終面接までの武器とする」ことが必要です。

エントリーシートの書き方【志望動機】

エントリーシートといえば志望動機だと思うのですが、どう書けばよいでしょうか?

今年は特に、かなり難しいです。

志望動機を書く上での課題

昨年までの状況であれば、エントリーシートを書く際には、既に対面での説明会・座談会等を通じて、企業の長所短所や、働いている人の雰囲気などをなんとなくつかめていたのですが、今年はそうはいきません。
WEB会議ツールでのライブ説明会であればまだマシですが、事前に撮影した会社説明会動画を見るだけでは、その会社で働く人のイメージを持つことは困難です。

また、会社の強み弱みを持ち出すと、分野で1位の会社への志望動機は書けますが、2位以下のところへの志望動機は書けません。

志望動機を書くための経営理念の読み方

それでは、どのように志望動機を書いていくのかを考えてみましょう。
私がオススメするのは、経営理念をベースにした志望動機です。
例として、ここではオリエンタルコンサルタンツさんを取り上げます。

【長期ビジョン】
日本一、世界に伍して戦えるコンサルタント企業

中期ビジョン(2025年)
日本トップブランドの技術により、社会価値創造企業になる

オリエンタルコンサルタンツHPより https://www.oriconsul.com/about/mission.html

全体のビジョンについては、こういっては何ですが、特にひねりはありません。
ですが、大事なのはここからです。より深く、経営理念を掘り下げましょう。
すると見えてくるのがこの言葉です。

“情熱とやりがい”こそ、成長の原動力!!

ビックリマークも含めて、元のHPから引用しています。
他の文章を読んでいただいても、”情熱とやりがい”という言葉がキーワードとして描かれており、いろいろな図表にもちりばめれれています。
これは、他のコンサルタントには無い特徴です。

また、採用ページを開くと出てくるのが、

建設コンサルタントを超えろ。

オリエンタルコンサルタンツHPより https://www.oriconsul.com/recruit/

です。

このあたりの言葉に、あなたが惹かれるのかどうかが重要になります。
仮に惹かれないのであれば、この会社を受けるのはやめたほうが良いかもしれません。
人は、何回も同じことを言われると、それを正しいと思いこむ性質があります。
そのため、会社で何度も目にする事になる経営理念は、それが正しいと思いこむこととなります。

また、会社には評価制度という物があり、通常は経営理念に沿った行動をすると、評価が高くなるように制度設計がなされています。
そうなると、社員は経営理念に沿った行動をしてくれるためです。

このように、会社で働いている人の多くは、経営理念に沿った行動をしがちです。

もしあなたが経営理念に違和感を感じるのであれば、その会社に入った後に苦しむことになるため、選考を進めるかどうかを真剣に考えることをお勧めします。

また、テクニック論になってしまいますが、採用担当は会社内でも経営理念を深く理解している人が任命されがちな傾向にあります。
これは、学生さんに経営理念を伝える必要があるためです。
そうなりますと、経営理念を大事にしている採用担当が、経営理念に共感して志望してくる学生さんのESを落とすでしょうか?(反語)

経営理念に基づく志望動機の書き方

経営理念に共感ができたら、それをベースに志望動機を書きましょう。
文字数制限にもよりますが、こんな感じでしょうか?

私は、社会に貢献できる一流のコンサルタントになりたいと考えています。そのためには、情熱をもって多くの経験を積み上げていく必要があると考えています。また社会が変化していく中で、今の「建設」という既存の型に囚われるのではなく、社会の課題を適切に把握し、対応していける人材に成長していきたいと考えています。高い技術と挑戦する風土のある御社であれば、それがかなうと感じ、志望させていただきます。

ここでは、ビジョン等から「世界に伍する→社会に貢献できる一流」「情熱→情熱」「やりがい→社会貢献」「建設コンサルタントを超えろ→建設という既存の型にとらわれるのではなく」といった言い換えをして並べ替えています。

パパっと作ったものですので、これでオリエンタルさんに合格するかは分かりませんが、イメージとしては分かっていただけるかと思います。

上記は200文字程度と少ないですが、実際には300~600字程度が多いと思いますので、自分のエピソードや、社員と合ったことがあればその話を書き加える等、オリジナリティをもって書いていただければ大丈夫だと思います。

志望動機の重要性

多くの企業では、志望動機をESに書かせることが多いと思います。
また、面接でも志望動機を聞かれることがほとんどだと思います。

ですが、実際には面接官は志望動機を単体では見ていません。
なぜなら、自社に似た企業を複数受験していて、そこでも同じような事を言っていることは、面接官も分かっているからです。

では何を見ているのかというと、他の質問との整合性です。
面接官によくあるのは、面接の終盤に
「あなたが会社を選ぶ時に重要視している項目は何ですか?」
と聞く事です。

面接も終盤になると、冒頭に説明した(もしくはESにしか書いていない)志望動機の事は忘れて、本当に会社選びで重要視しているポイントを答えてしまう。といったことがあります。

例えば、先の志望動機をESに書いたのにも関わらず、重要視している項目を聞かれた際に、
〇ワークライフバランスが取れる
〇安定している企業
等といった回答のみで、「成長できる環境」とか「挑戦できる環境」等のワードが入っていない場合には、「おや?」となるのです。
 ※別にオリエンタルさんがWLB取れてないとかいう意味では無く、整合という意味です

さらに続けて、他の企業の受験状況も聞かれた場合、重要視している項目と受験している会社の整合性もチェックされます。

こうやって、嘘をついているかどうかがチェックされていくのです。

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