土木の就職活動においては、筆記試験よりも面接試験が重要視される傾向にあります。
ほとんどの場合、筆記試験は一次試験の足切りで使われるだけで、それ以降は面接試験のみが多いのではないでしょうか?
そのため、足切り程度の筆記試験の対策はそこそこに、面接を突破するための第一印象を高めることが、楽に就職活動を乗り切るための秘訣です。
就職活動の面接は第一印象がすべて
面接で一番重要なのはなんですか?
土木の面接で一番重要なのは、第一印象を良くすることです
極端に思われるかもしれませんが、就職活動での面接は第一印象が全てと言っても過言ではありません。
特に土木系の職種は、コミュニケーション力が求められる場合が多いため、必然的に印象の良い人を集めようとする傾向にあります。
■意外かもしれませんが、土木の職種はコミュニケーション力が必要な職種ばかりです。
土木公務員:地元の方とのコミュニケーション
建設コンサル:発注者、下請け会社とのコミュニケーション
ゼネコン・メーカー:発注者、下請け会社とのコミュニケーション
そのため、第一印象を高めることが、面接突破に重要です。
ここで科学を引用すると、人は第一印象を1秒未満で判断し、その後半年間は「第一印象が正しかったという証拠集め」を行うという研究結果が出ています(心理学ではハロー効果と呼ばれます)
すなわち、最初の1秒の第一印象を良くすると、面接の時間中、面接官はあなたの良いところを探してくれるのです。
逆に、第一印象が悪かった場合には、あなたの悪いところを探されるということです。
もちろん、面接の内容で評価が変わることもありますが、最初からハンデを負わないように、十分な事前準備を行いましょう。
就活で第一印象をよくするための手法
なるほど!
では、第一印象ってどうやったら良くなるんでしょうか?
簡単なようで難しいですね。
付け焼刃的な対策と、時間が必要ですが効果の大きい対策があります。
第一印象の高め方【付焼刃編】
髪形・身だしなみを清潔にする
髪形や身だしなみが、大きく印象を左右します。
<男性>
髪が長いと清潔感無いように見える場合が多いため、就活の時期ぐらいは短髪にしておくことをおすすめします。
就職後であれば、伸ばしても何も言われない会社が多いですが、就職時期だけは気を付けておいた方が無難です。
服装はリクルートスーツでも良いですが、きちんとサイズを合わせた物にしましょう。ただし、後述するオーダースーツがおすすめです。
ネクタイは青系が無難です。
<女性>
女性の就活ヘアといえばひっつめ髪を想像する方が多いかもしれませんが、ひっつめ髪は逆効果です。特にweb面接では最低です。詳しくはこちらの記事(web面接でNGな女子の髪形)をご確認ください。
服装は男性と同様リクルートスーツでも良いですが、オーダーしておくのがおすすめです。
なお、文系の友達がいる場合にも、文系の就活とは混同しないように気を付けてください。
特に女子に言えることですが、文系女子と土木系女子は求められている仕事に差があることが多いです。
土木女子に、ステレオタイプなお茶くみや、没個性な愛想は求められていません。男性職員と対等に渡り合えるだけの能力、コミュニケーション力、そして胆力が求められています。文系女子の没個性な就活スタイルではなく、ある程度ありのままの自分を見せることが重要です。
ドアを開ける前に笑顔を作る
第一印象は1秒未満で決まりますので、「ドアを開けてから面接官を見て、にっこりしましょう」では遅すぎます。
ドアを開ける前に、口角を上げて笑顔を作りましょう。
緊張していても笑顔を作る練習は、事前に鏡を見ながらやっておくことをおすすめします。
姿勢を良くする
姿勢が良いだけで、面接官は「しっかりしている」「自信がある」といった評価を下します。
背筋をしっかりと伸ばして入室しましょう。
第一印象の高め方【時間は必要だが効果が高い編】
上記の対策は、簡単に実施できる一方で、効果は限定的になります。
なぜなら、ほとんどの学校のキャリア担当の方から同様の話を聞くため、ほとんどの人が準備をしてくるからです。
つまり上記の2つは、「やらないとマイナスになる対策」であり「やったらプラスになる対策」ではありません
まだ1か月以上時間がある場合には、他の人と差をつけるためにも、以下の対策を行っておくことをおすすめします。
ほとんどだれもやっていないので、こちらは「やったらプラスになる対策」です
スーツをオーダーしておく
顔の造形を変えることは簡単にはできませんが、姿勢や快活さといった印象は、スーツが自分に合っているかが大きく影響します。
スーツのサイズがあっていない場合には「自信が無い」「周りに気を配れない」といったマイナスのイメージがつくこととなります。
逆にスーツのサイズがあっている場合には、「自信がある」「気配りができる」といったプラスのイメージを与えることができます。
とはいえ、普段スーツを着慣れていない就活生の皆さんは、スーツのサイズがあっているのかいないのか、良く分からないと思います。
そんな時に効果が高く、確実な解決策は、オーダースーツを仕立てることです。
お金はかかりますが、自分にぴったりのスーツを着ることができます。
最近はパターンオーダーのスーツも安くなっていますので、これを機会に1着仕立てておくことがおすすめです。
でも、就活なのでリクルートスーツじゃないといけないんですよね?
リクルートスーツなんて必要ありませんよ
オーダーでリクルートスーツを仕立てるのは無駄に感じると思いますが、そもそも就活でリクルートスーツを着る意味はありません。
面接官は学生が何を着ているのか等気にしていませんし、色彩心理学的にも、黒は印象を暗くするため、面接に向いている色とは言えません。
黒よりもネイビーなどの青味のある濃色の方が向いているでしょう。
就職後にも使えるスーツとして、濃いめネイビーの無地スーツを仕立てましょう。
ここだけの話、管理人はリクルートスーツの存在を知らずに普通のスーツで就活をしていましたが、問題無く大手に合格しています。
もちろん、リクルートスーツのオーダーでもOKです。最近は安くて良い物がオーダーできるようになっていますので、例えば、KASHIYAMAの就活スーツのオーダーなんかが良いと思います。2.2万円~ということなので、下手に量販店で買うよりも安いですね。KASHIYAMAのリクルートスーツを見たことはありませんが、知人がこのKASHIYAMAで仕立てたスーツはかっこよかったですよ。
体を鍛える
鍛えた体のシルエットは「自信を持っている」という印象を与えることができます。
また、スーツは欧米で発祥した服であるため、鍛えた体の方が似合うという特徴があります。
そのため、少しでも筋肉をつけて鍛えておくことをおすすめします。
また、体を鍛えることで自分に自信が持てるため、質問での受け答えも落ち着いてこなすことができます。
体を鍛えるのは、第一印象対策と質疑応答対策を兼ね備えた対策と言えます。
面接まで1か月以上あるのであれば、今日から毎日筋トレすることを、強くおすすめします。
筋トレメニューを考えるのが面倒な方は、NHKの「みんなで筋肉体操」を、スクワット → 腕立て伏せ → 腹筋 の順番で、日替わりで行っていってください。
youtubeでも見られますし、ダンベルなども必要無い自重トレーニングで、かなりの効果があるのでおすすめです。
筋肉体操を続ければ、1か月で見た目は変わってきます。
▼筋肉体操(リンクはNHKの公式ですが、youtubeでも出てきます)
https://www.nhk.or.jp/d-garage/program/?page=3&program=82
筋トレすると太くなるのでちょっと・・・
それは良くある都市伝説ですね
女性が筋トレしても、筋肉はあまり肥大化しません。
むしろ、引き締め効果の方が強いので、よりスレンダーになります。
筋トレを初めてすぐは、筋肉が張るので多少太くなったように見えますが、すぐにおさまりますので、継続して筋トレしてみてください。
筋肉は裏切らない!
就職活動で第一印象を高めて面接を突破する方法
それではこのページの結論です
●面接は第一印象で決まる!1秒未満に対策をする
●面接まで1か月以上ある場合
→濃いめネイビーのスーツをオーダー、毎日筋肉体操
●直前の場合
→ドアを開ける前に笑顔を作る、姿勢を正す。
さっそく筋トレをはじめますね!
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