選考日程の有利不利【土木就活】

選考日程の有利不利【土木就活】 コロナ禍での就活法
土木就活における選考日程の有利不利

22卒の選考日程は、早期日程、一次日程、二次日程・・・と、何日程かに分かれていることが多いと思います。
それらによって有利不利があるのか?という事について解説します。

土木就活の日程【22卒】

まずは、土木系企業での22卒の日程がどのように分かれているのか、簡単に説明します。

早期日程

早期選考は、基本的にはインターンシップに参加した学生さんを対象にした選考です。
企業によって方法は異なりますが、22卒の土木系企業では、概ね以下のようなパターンがあります。

●夏季の長期インターンシップ参加者のうち優秀層にのみ早期を声掛け
●夏季の長期インターンシップ参加者全員に声掛け
●夏季、秋冬季インターンシップ参加者のうち優秀層にのみ早期を声掛け
●夏季、秋冬季インターンシップ参加者全員に声掛け

会社によってどれを採用しているかが異なりますので、「採用担当から早期選考の連絡があった!これで受かる!!」と考えるのは早計です。
企業の動向については情報収集をしましょう。
もちろん、年によって変わる可能性はありますが、参考にはなります。

早期選考では、早い場合には2月に面接を行い、内々定まで出る場合があります。

一次日程

企業から早期選考のお誘いができるのは、インターンシップ参加者のみです。
インターンシップに参加していない方の応募が開始になったのは3月1日でした。
そのため、一次選考は3月に募集を開始し、概ね3月中旬~末ごろが応募締め切りとなる企業が多かったように思います。

そうしますと、4月半ば~GW前後に内々定が出るのが一般的だと思います。

二次以降の日程

3月後半以降の応募が、概ね二次以降の日程になっていると思います。
これがどこまでやっているかは、本当に企業それぞれです。
大手さんだと、1次選考までしかやっていない場合もあります。
中小などの長い企業では、公務員に落ちた学生さんを狙って秋まで採用を行っている会社もあります。

日程による違い

日程による違いを考えるためには、採用担当になったつもりで考えるとわかりやすいです。
採用担当が会社から求められているのは、「なるべく優秀で、自社に合った人材を、●~●名入社させる」という事です。

前半2つについては、選考過程で見ていくので他の記事に譲りますが、最後の「●~●名」の部分が、今回のキモになってきます。

採用活動では、内定辞退が必ず発生します。
そして、内定辞退の辞退率は、かなり年によって異なりますので、なかなか予測が難しいのが実情です。
また、早期の応募者数、一次日程の応募者数、二次日程の応募者の割合も、年によって大きく異なります。

そのため、採用初期の早期・一次日程の間の採用担当は、
「良い学生さんはまず内定を出して、多く出しすぎたら後で調整しよう!足りないより多いくらいが良い!」
ということで、内定を出しやすい傾向にあります。

選考日程による学生さんの違い

参加する日程によって、学生さんの傾向も大きく違います。
早期日程・一次日程の学生さんは、

●自社インターンや、3月初旬の忙しい中での説明会に参加しており、動き出しが早い(計画性が高い)
●上記を行うという事は、自社への志望度が高い

といったポジティブな要素が強くなります。

一方、二次日程以降では、

●3月初旬の忙しい中では自社の説明会に参加しておらず、動き出しが遅い(計画性に欠ける)
●他社に落ちたから自社に来ている場合があり志望度が低い

といったネガティブな要素が強くなります。

4月下旬

4月下旬は、以下のような時期になります。

●早期日程の学生さんから、内定受諾書が届き始める。他社の選考が終了するため、内定者フォローがかなり重要な時期
●一次日程の学生さんの最終面接、内定後フォローを始める。
●二次日程の学生さんの選考が初期~中期

上記のとおり、採用担当の頭は早期日程と一次日程の学生さんの内定辞退を防ぐことが至上命題となっています。
そのため、二次日程の学生さんの選考は、ゆっくりと進みます。

これは、上記のとおり忙しいというのと、早期日程と一次日程の学生さんの内定受諾/辞退がはっきりしてからの方が、二次日程の学生さんに内定を出す数が決めやすいからです。

5月下旬

GWを挟んで5月下旬ごろになると、多くの企業で一次日程の学生さんの内定受諾が決まってきます。
ほとんどの学生さんが、一次日程で内定をもらった企業があれば、二次日程を受けないで内定を受諾していきますので、ここである程度の数が確定してきます。

前述のとおり、採用担当には「●~●名を採用」という下限と上限が求められることが多いです。
内定を出す人数が少なすぎても人材が足りませんし、多すぎても経営計画が狂ってしまいます。

そのため、早期と一次で内定を出した学生さんの受諾状況を見て、二次日程の学生さんの内定数を決めていきます。
つまり、早期と一次でたくさんの内定が確保できていれば、二次日程では採用をかなり絞るという事です。

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